ダンディ男バニーの飼育日記

YouTubeで誰にも相手にされない【ラジオ好き】若者2人(♂)の飼育日記です。YouTube生配信は毎週水曜日、おおよそ21:30~!!

【モヒカン】について、思うこと。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

駅のポスターに写った駅員さん、その髪型が…。

ひでぶぅだニャア

2月に入って、
リモート勤務からオフィス勤務に変更となりました。
勤務地が新宿近辺ということもあり、
早朝の「MAX満員電車」に揺られながら
約1時間ストレスフルな出勤を強いられています。

郊外の自宅から都心の職場へ電車で向かうため、
ちょこちょこ乗り換えが発生します。
とある地下鉄の駅で乗り換えがてら、
トイレに入った時のことでした。

男性小便器に向かってちょうど正面の壁、
おしっこしている時に顔を上げたらちょうど視界にはいる位置に
「駅のホームでの禁止事項」というポスターが貼られていました。
「安全柵にもたれてはいけない」「黄色の線の内側で待機」…などの禁止事項を
おそらくその駅に勤務している駅員さん数人をモデルに、
コミカルな実演した写真付きで紹介していたのです。

放尿中、なんとなしに眺めていたポスターでしたが、
妙に何かが心に引っかかっていたのです。
いや、引っかかっていたのはモヒカンです。
モデルの駅員さんのうち一人が、
どう見ても「モヒカン頭」だったのです。
しかも漫画の悪役みたいなハードツンツン・モヒカン。
ソフトモヒカンみたいな可愛らしいモヒカンではなく、
頭部側面はきれいに剃り落とし、
標高こそ高くはないものの中央には黒々とした山脈が連なっていました。
トイレから出ても、電車に乗っても、改札を出ても、
コンビニのレジで電子マネー残金が足りなくて焦っても、
業務PCの調子が悪すぎて会社のサポートセンターに問い合わせていても、
心に引っかかってしまうのです。

なぜ、このモヒカン駅員さんがポスターモデルに抜擢されたのだろう?

おそらく鉄道会社の本社や本部から、
「最近、事故やトラブルが増加傾向にあるため各駅で対策を練るように」
とお達しがきたのだろう。

予算の問題もあるので大胆な対策は打てないので、
いったん注意喚起のポスターを作ろう。
プロを発注するのもお金がかかるので、
終電から始発までの間に職員でカメラマンとモデルを担当して、
サクっと画像編集ソフトで作っちゃおう…と運んだのだろう。

子煩悩&カメラ撮影が趣味な高橋さん(仮名)に撮影をお願いして、
コミケとやらに毎回参加してPCに詳しい山崎さん(仮名)にレイアウトをお願いしよう。

さて、問題は誰がモデルを担当するかだ。
不特定多数の利用客の目に晒されるポスターには、
誰も写りたがらない。
少し前なら若手職員に無理やりでも押し付けたが、
今そんなことしようものなら「パワハラ」と訴えられ、
構内ポスターどころではない晒し者にされる可能性もある。

困った困った…そんなとき駅長(?)の目に留まったのが、
鈴木くん(仮名)である。
学生時代はミュージシャンを目指していたが、
夢半ばで彼女の妊娠が発覚&結婚。
夢を諦め鉄道会社に就職するも、
休日だけ趣味の範囲でバンド活動を行う鈴木くん(仮名)。
帽子を被っている間は真面目な坊主頭だが、
ひとたび帽子を脱げばファンキーなモヒカン頭。
ゲーム「ファイナルファイト」に出演していても不自然じゃない、
モヒカン地下鉄職員の鈴木くん(仮名)。
「ねぇねぇ、鈴木くん(仮名)。ポスターのモデルの件だけどねぇ…」

これは立派な、髪型差別である。

モヒカンだから、出たがりなわけではない。
モヒカンだから、陽気なわけではない。
もっと、モヒカンにも平等を。
高くあるべきは、心の壁ではない。
高くあるべきは、逆立てた髪の毛なのだ。
私たちは些か、モヒカンに対して厳し過ぎるのではないだろうか。
個性の無いショートヘアの青年にもバンドマンはいるし、
極論を言ってしまえば犯罪者だっている。

僕はモヒカンの味方だ。
モヒカンを軽視する輩のSNSをやり玉に挙げて、炎上させてやる。
「モヒカンに平等な社会を」なんて横断幕を作って霞が関でデモ行進。
(※その行為が「モヒカンに不平等な社会を肯定している」と言われても無視無視☆)
ひろ●きさんがモヒカンの肩を持つなら論破してやる
僕自身、髪型はモヒカンではないが、
心は「ヒャッホ~ウ!!」モヒカン戦士だ。

鼻息荒く、トゲトゲの付いた革ジャンをAmazonで調べていたが、
なにか釈然としない。
食ってもいない魚の小骨が刺さっている…みたいな、
両親の幸せそうな2ショットがプリントされたバスマットを使わなくてはならない…みたいな。
骨の髄というか、脳の髄の奥のほうが、
体に動作にわざとエラーを発生させているような感覚。

モヒカン。
頭部の前後にかけて中央残しの全剃りヘアスタイルなど、堅気の人間に発想できるだろうか。
僕には、できそうもない。おそらく多くの人が、僕と同じ意見だろう。
みんなができないヘアスタイルだからこそ、モヒカンは目立つし、異様なのだ。

他人から散髪代をもらって髪を切ることは嬉しいこと。しかし、たとえ他人の金であってもモヒカンに散髪したくはない。
僕にとってはモヒカンとは、「罰ゲーム」に近い髪型なのだ。
「罰」と漢字で書いて「罰(モヒカン)」とルビがふられていても、違和感を感じないだろう。

知らぬ間に僕とモヒカン野郎との間には、それはそれは高くツンツンとした心の壁がそびえていたのである。
根拠はないけど、僕みたいなダサ人間のことを「チー牛」なんてラベリングし、牛丼屋で僕たちの大好物である「とろ~り3種のチーズ牛丼」を注文しにくい空気を生み出したのだ。

 

こんなことを考えながら、
僕はストレスにまみれた片道1時間を過ごしているのです。
自分のストレス発散の為に、
罪の無い人々を傷つけています。
嫌いだった大人に育ってしまいました。
お父さん、お母さん、本当にごめんなさい。
平和な地球を、ピースフルアース。

文責:乳豚

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