ダンディ男バニーの飼育日記

YouTubeで誰にも相手にされない【ラジオ好き】若者2人(♂)の飼育日記。YouTubeもブログも不定期更新です。ごめーんね。

「良いか」、「悪いか」、で言えばきっと「悪い」話。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

 

会社員になって半年ほど経過した
昨年の夏ごろ。
頭痛やら何やら、なにかと体調を崩すことが多くなりました。

自律神経の不調がその3年ほど前から出ており、
あまり深くは考えていませんでしたが、
当時は極端に体調不良の頻度が増えたことと、
「誰か僕のことをブッ殺してくれないかな」という希死念慮が湧いてきたので、
思い切って心療内科へ行ったところ「軽度のうつ病」が診断されました。

お医者の先生から「一~三か月程度、仕事を休んだほうがよいのでは?」と打診されましたが、
職場が繁忙期ということもあり、
休む勇気もなく出勤しながら治療することになりました。
そして「抗うつ薬」と睡眠障害対策で「睡眠導入剤」が処方され、
服用を続けることになったのです。

抗うつ薬」は飲み始め、
一週間ほどは前述の「自律神経の不調」が強調されたような感覚に陥ります。
なんとなく吐きっぽいし、なんとなく頭も痛いし、
体は重たいし、力が入らないし…。
本当にこのまま休んでしまったほうが良いのでは…?と、
しばしば考えるようになりました。

しかし服用してから二週間ほど経過したある日、
薬に順応してきて驚くほど体が軽くなったような気がするのです。
何かに落ち込むことやショックを受けることも少なくなった気もしました。
空はこんなに明るいのか、風はこんなに暖かいのか…
昔のアニソンの一節を思い出したりしました。

おかげで仕事を長期休むことなく済んだのでした。

ところが、
仕事を終えた帰り道、帰宅した自室、休みの日など
少し緊張が緩む瞬間にずしッと体が重くなるのです。

とにかく短い距離でも電車・バスに乗りたい、
とにかく座席に座りたい、
とにかく家から、部屋から、布団から出たくない…。

不意に悲しみや怒りが込み上げることは減りましたが、
比例して喜びや活力も感じられなくなってしまいました。

これは勝手なイメージですが、
戦場では鎧を身にまとって安心でも、
一度リラックスして脱いでしまうと
鎧の重量で体が着疲れを起こして起き上がれない感覚です。

だけど、
いつか治るだろうと頑張って薬を飲み続けました。
途中何回かお医者に先生が「あちゃー」みたいな顔をしたり、
処方される薬が増えたりもしましたが、
とりあえず薬を飲みながら出勤していました。

とはいえ、
月に一度の周期で朝から”着疲れモード”が発生し出勤できない日もありましたが。

さて、
そんな服用エブリデイを繰り返してきたのですが、
ある好奇心が脳を過りました。

「薬、飲むの止めたら、どうなるのだろう?」

初めて通院した日から、
欠かさず飲み続けてきた「抗うつ薬」。
これをピタリと止めたら、どうなってしまうのか気になってしまいました。

ネットや本で調べたところ
抗うつ薬の服用を減らしたり、ましてや止めることは
素人が絶対にやってはいけないことだそうです。

というわけでGWという、
体調を崩しても他人に迷惑がかかりにくい舞台を利用して
試してみることにしました。

結果、
一週間はめちゃめちゃ離脱症状で具合悪くなります(笑)。
僕の場合、頭の中がバッキンバッキン痛み、寝込みました。

ところが、
更に一週間ほど経過すると離脱症状的な具合悪さが少しずつ軽減されていきました。
また、休みの日に「体を動かしたい」「買い物に出かけたい」と思うようになり、
外出するようにもなりました。
久々に「文章を書きたい」という気持ちにもなって、
この文を書いてたりもします。

心が軽い。
心に落とされていた蓋のようなものを
薬とともに取り除いた気分です。
ちょっとしたことが楽しくて仕方ないのです。

ただ、自分でも些細な事と思えるようなことでも
怒りや悲しみがこみ上げてくるようにもなりました。

満員電車で足を踏まれると、
誰彼構わず人をぶん殴りたくなるし、
そのまま消えて居なくなりたくもなります。

これもイメージですが、
鎧を着ずに動くので疲れにくいしアクティブになるのですが、
その分、ちょとした矢や刃がグサグサと体に突き刺さる感覚です。

世間一般の「うつ」症状の中で、僕の症状はかなり軽いはず。
それでも薬を飲んでも飲まなくても、まぁまぁしんどい。

病院選びや治療の選択、
薬を勝手に止めたアレコレ全部、
良いか悪いかで言えば、きっと悪い。

だけど、これだけは堂々と言える。

こんなことを考えないで済むように、
こんな治療を考えないで済むように、
まだ元気な人には生きていて欲しい。

きっと世界は楽しいものだと、信じています。

(文責:乳豚)

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