ダンディ男バニーの飼育日記

YouTubeで誰にも相手にされない【ラジオ好き】若者2人(♂)の飼育日記です。YouTube生配信は毎週水曜日、おおよそ21:30~!!

【なぞなぞ】"アライグマ2匹"によって掛けられた呪い!?

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

「アライグマが二匹、競争している国ってド~コだ??」

「wash bear(ウォッシュベアー)」ではありません。「 raccoonラクーン)」です

ダンディ男バニーの小学生時代は
学級文庫かいけつゾロリ」が最強なので、
子どもの頃より【なぞなぞ】という遊びが大好きです。
(ちなみに当時の学級文庫の対抗馬といえば
「ダレンシャン」「デルトラクエスト」「ハリーポッター」でしょうか)

学校で会話に出てくるテレビ番組も
「脳内エスIQサプリ」や「サルヂエ」など【なぞなぞ】を題材にした
バラエティーが多かった気がします。

そんな子供時代を送ったせいか、
大人になっても【なぞなぞ】が好きで
ついつい良問を見聞きしたり、思いつくと試したくなってしまいます。

そして一か月ほど前に同居人であるAzさんから出題された【なぞなぞ】が
「アライグマが二匹、競争している国ってド~コだ??」

まさに【なぞなぞ】っぽい、【なぞなぞ】です。
『アライグマが二匹…アライグマ、ツゥー…』

全く分かりません。

Az曰く、ネットで見つけた問題だそうで、
答えを知ったとき「ほほぉ」と納得できたとのこと。

となれば、僕も答えを知りたい。
必死に考えます。
しかし、まったく解けません。

久しぶりにAzへ頭を下げました。
どうしてもヒントが欲しかったのです。
プライドを捨てました。

「”競争”がキーワードです」

まったく分からん、まったく解けない。
ネット上にヒントを見つけることができず…。

そろそろ1か月が経過しそう。
仕事中も、寝る前も思い出しては分からない。

もはや呪いです。
誰か解いてください(オーイエスダブルミーニング!!)

 

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【ちょっと怖い話】万引き犯のお婆ちゃんを見かけても、気にかけてはいけません。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚です。

スーパーマーケットの闇?? 触れてはいけない”万引きおばあちゃん”…。

同じ通路をウロウロ、商品を見ずにキョロキョロ…

配信では何度かお話していますが、
僕は2020年ごろから約3年ほどスーパーマーケットでバイト勤務していました。

それまで接客業の経験が無かった僕は、
店長やマネージャーから「接客の心得」や「マニュアル」といったものを
入社直後に叩き込まれます。

特に新型コロナウイルスが流行りだして情勢が不安定だった時期だったこともあり、
「強盗」や「万引き」など犯罪への対応も教わりました。

”強盗被害にあった場合、犯人の要求に従い刺激しないこと”
”店内で万引き行為を発見しても、その場で対応せずマネージャーに報告すること”

僕がフンフン聞いていると、
店長が補足してきました。

「背の低い白髪のお婆ちゃんが万引きしているところを見かけても、
気にしなくていいし、別に報告も上げなくていいから」

僕は少し違和感を覚えました。

しかし店長は
「まぁ、そんなにあることでもないし気にしなくていいよ」
あっけらかんと笑っていました。

妙な気もしましたが、
初めての接客業(コロナの時期ということもあり)で、
質問できずそのまま、勤務を開始してしまいました。

 

それからというものの忙しく働いていました。
コロナの影響で当時は外出規制も発令されていましたが、
日用品や食品を取り扱っているスーパーは混雑してしまうのです。
そしてお客様の数が多くなるほど、
店内で隠れて悪いことをする人も増えてしまいます。

これは少し手前味噌な話ですが、
僕は不自然な動きをする人が目につきます。
同じ通路をウロウロしていたり、
商品も見ずに周囲をキョロキョロしたり…。
そういう人の大半は陳列棚の商品をポケットに入れて会計せずに、
店を出て行ってしまうのです。
そのようなお客様(?)を見かけた時は、
マニュアルに従って店長やマネージャーへ連絡をするようにしていました。

連絡を受けた店長が
バックヤードで防犯カメラの映像を解析し、
警察へ届け出たり、リストアップしたりと対応をするのです。
店長は万引きをよく見つける僕を
「お客様にも目を配っている証拠だ」と褒めてくれました。
あまり人から褒めてもらうことが無かったので僕は嬉しくて、
それからというもの少し得意になってお客様の動きをみるようになりました。

 

仕事に慣れてきた頃、
僕の勤務時間は昼から夜へ移ることになりました。
夜勤を担当していた従業員の数が不足し、
当時は時間の都合がつけやすいフリーターの僕に白羽の矢が立ちました。

夜のスーパーは打って変わって暇でした。
夜8:00で飲食店が閉まってしまう時期ですから、
わざわざ買い物にくるお客様も多くはありません。
30分~1時間に1組お客様が来るか来ないかの店舗にいるのは退屈です。

僕ともう一人、もともと夜勤で入っている大学生の男の子が
その晩の担当でした。
しかしお客様はいないため、
ひたすら掃除をするか、レジ周りで雑談をして時間を潰していました。

すると大学生が僕に
「別に休憩していていいっすよ」と言ってきました。
どうやら僕がすごく眠そうに見えたそうです。

「バックヤードで飯とか食ってきて全然、大丈夫っす」

正直、退屈と睡魔に襲われていた僕はお言葉に甘えてバックヤードへ入りました。
バックヤードでは防犯カメラのモニターが8画面ほど設置されており、
常時、店内の様子が映し出されていました。
お茶を飲みながらモニターを見ていると、
大学生が一人でレジ周りを掃除したり遊んだりしています。

ふと店内入口を映し出すモニターに目をやると、
自動ドアが開き、背の低いお婆さんが入ってくるのが見えました。
俯いているため顔は見えない白髪頭のあ婆さんです。
こんな時間に珍しいなと思っていると、
少し不自然なまでにスルスルと商品のある通路へ進んでいき、
カメラに背を向けるように棚の前で立ち止まっています。

僕は直感で思いました。
「あ、万引きするな」と。

画面を見ていると案の定、
俯いたまま手慣れた手つきでヒョイヒョイ商品を盗んでいます。

僕は急いで大学生のところへ行きました。
「…万引き犯、いるよ!」
「マジっすか!!」
「5番通路の角んとこ」
「え、ちょ、見に行きましょうよ!!」

しかし、カメラに映っていた場所に来ても人の気配はありませんでした。

「ちょっと、誰もいないじゃないですか!」
「おかしいなぁ、確かに背の低いお婆ちゃんいたんだけど…」
「眠すぎて、寝ぼけてんじゃないすか!」

結局、その晩は僕が寝ぼけているということで夜勤は終えました。

 

翌日、店長と話をする機会があったので昨晩の話をしました。
すると店長は怪訝そうな表情を浮かべて
「あぁ、まあそれは気にしなくていいよ」とまともに取り合ってはくれません。

他の万引き犯はリストに残したり、警察へ届け出るのに、
そのお婆ちゃんだけは特に調査もせずに放っておくというのは
筋が通りません。
とはいえ、いちアルバイト従業員の僕ではどうすることもできないのが現実です。

せめて昨晩のお婆ちゃんがいたのか確認するためにも、
バックヤードで防犯カメラの映像を一人でプレビューしてみました。
画面には暇そうに仕事をしている僕と大学生の姿が映し出されています。
しばらく早送りをしていると、僕がバックヤードへ引き上げていきました。
いよいよ、お婆ちゃんが来店した時間です。
じっと見ていると、やはりお婆ちゃんは店に入って来ていました。
そしてスルスルと商品の所へ進んでいきます。

やはり俯いたままヒョイヒョイと商品を盗り始めました。
しかし次の瞬間、お婆ちゃんは首だけをぐるっと回して防犯カメラのほうをジッと見つめてきました。
首から下は相変わらず、商品をヒョイヒョイと物色しています。
この異常な光景にギョッとしていると、
画面の端から「どこだよ万引き犯!」と喋りながら僕と大学生がフェードインしてきました。

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【ゴールデンウィーク】27歳、人生初のGWに戸惑っています。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚です。

最大9連休って、皆様いかがお過ごしでしょうか??

せっかくの機会だし、本当は渋谷・原宿へ行ってみたい。

4月末から5月上旬の大型連休、
いわゆる「ゴールデンウィーク(GW)」は最大9連休です。

僕の勤め先の会社は有難いことに、
連休中の平日は公休日です。

つまり、僕は9連休の恩恵を享受しております。

思えば僕にとって「ゴールデンウィーク」は人生初のイベントです。
「27歳が何を言っているんだ」とお思いかもしれません。
それに僕は祝日の無い国からの帰国子女でもありません。

小学生になって高校まで剣道をやっていたので、
ゴールデンウィークはだいたい出稽古、練成会(練習試合)、大会などが組み込まれていました。
大学生はゴールデンウィークで授業は休講になっていましたが、
そもそも不良学生(ヤンキーとかではなく)だった僕にとってゴールデンウィークは特別なものではありませんでした。
それから社会人になって平日、祝日の関係がない仕事にしばらく就いていました。

そのため会社員となった今年、
ゴールデンウィーク」というものを身に染みて感じております。

さて今回、ゴールデンウィークについて思うこと。

「混んでね? 高くね?? しんどくね???」

いままでの人生、
基本的に平日休みが多かった僕は休日の混雑を味わうことなく生きてきました。
飲食店も行けば座れるし、映画館も好きな席を選べるし、
実家へも好きな時に安く帰ることができていました。

それができない。

心待ちにしていたはずのゴールデンウィーク
ちょっぴり息苦しさを感じています。
もっとも、大半の人が楽しみにしているイベントということは間違っていないはず。
だけど楽しみにしてる分だけ、多くの人がストレスを感じているかもしれないゴールデンウィークというイベント。

祝日だから仕方がないけれど、
ゴールデンウィークも好きな時期を選べたらいいのに。

あぁ…遊びたいけど、出かけたくない。
旨いもん食いたいけど、並びたくない、お金使いたくない。

そんなことを思いながら家でボーっとしていたら、
気管支炎が治りました。
神様が「単純に休め」と言ってくれていたのかもしれない。

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【予定が入る】が苦手な”おバカさん”(27歳)の独り言。

どうも、ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

『午後から打ち合わせ』この文言が、大の苦手です。

僕は「予定」が苦手です。
とにかく「予定」という言葉が苦手です。

一つことわっておきたいのが、
この記事で「人生は何が起きるか分からない。予定調和なんて大っ嫌いだ!!」という、
意識高めなことは言いません。
かなり意識の程度が低い話ですので、
意識高い系の読者の皆様にはご了承願いたいです。

「打ち合わせまであと1時間、30分、15分、10分、5分…」これがストレス。

さて僕の予定嫌いですが、
とにかく先のスケジュールに何か入っている状態がとてもストレスです。
「週末、銀行へ行かなくてはならない」「明日は10:00から打ち合わせ」
「午後、書類の提出」「夕方から同級生と食事」
もう考えただけで、心がドンヨリとしてきます。

予定が入った瞬間、
その予定のためのカウントダウンが始まったような気がして落ち着かないのです。

たとえば、午後に人に会う約束をしたとします。
この時点でお昼ご飯に好きな物を食べることはできません。
大好きなニンニク料理はもちろん、
汚れる可能性が生じるカレーうどんナポリタン等の麺類は食べられません。
歯磨きするとはいえ、歯に海苔が付着する可能性を考えるとオニギリもNGです。
そもそも、歯に挟まる可能性も考えなくてはなりません。
そんなことを考えているうちに、何も食べられなくなってしまいます。

午前中の過ごし方にも影響を及ぼします。
午後に予定がある場合、
あまり午前中から体力を使うことはできません。
変に汗をかくようなこともできません。
つまり午前中は平常心を崩さないようジッとしているしかないのです。
また起床の時も「午後に約束あったよなぁ」とか目が覚めた時に考えてしまうのもストレスです。

もっと言えば、前日の夜。
「明日は午後からだけど予定あったから、早く寝よう」とか考えてしまいます。
もしかしたら映画を観たり、ゲームをやったり、作品を制作したりできたかもしれない時間を睡眠に費やしてしまったりします。
晩御飯もニンニク料理は敬遠してしまうでしょう。
そもそも論、寝るときに翌日のことを想像するだけで、かなり大きなストレスを感じます。

これは予定までのスパンが長くなれば長くなるほど、
単純にストレスを感じる時間が長くなります。
もちろん「明日も仕事」と思うとストレスです。
「明日は何もしなくていい」こんな素晴らしい夜は他にありません。
「なにもしなくていい朝」ほど目覚めが良いことはありません。
いつも(平日)よりシャキッと覚醒する気がするし、目覚ましが無くてもいつもより早く目が覚める気がします。

なんとなくですが、
この予定嫌いのキッカケに心あたりがあります。
それは学生時代の部活動です。
中学&高校と剣道部に所属していました。
運が良いのか悪いのか、
中高の両方とも「全国大会めざそう系」。
ですので平日はもちろん、土日も部活動があります。
基本的に土日の部活動は半日練習です。
午前練習の場合は午後あそべたり休んだり好きな物を食べたりできるのですが、
午後練習となると体力温存し、激しい練習に備えてあまり好きな物も食べることができません。
そのため待ちに待った大切な休日が、
午後練習のために一日つぶれてしまうのです。
すごく嫌でした。

それが今になって尚、引きずっているような気がします。
もはやトラウマじゃね?…とか思ったりします。

風の向くまま、気の向くまま、生きてみたいなぁ・・・。

と思ったのですが、僕はおバカさんなので予定が無かったら無かったで
「このままでいいのかなぁ」と中途半端な不安に駆られてストレスを感じます。

自分が本当に好きなこと、本当にやるべきことを見つけられるその時まで、
砂浜の波打ち際のように、永遠にこのストレスが満ちたり引いたりを繰り返すのでしょう。

いいじゃん、細々した予定を立てるなんてもう。
人間なんていずれ、くたばる予定の中で生きているんだし。

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【大剣】について、おもうこと。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

それは剣というには…

画像の剣は、まだ小さい。

読者の皆様は、大きくて、分厚くて、重くて、大雑把過ぎるものは
お好きでしょうか?
僕はそんな【大剣】が、大好きです。

同居人のAzさんが先日「モンスターハンター:ワールド(MHW)」を始めました。
実際に購入してプレイするのは、今では懐かしいPSPソフト「モンスターハンター3」以来らしく、
「ほぉ…」とか「へぇ…」とか感嘆しながら夜な夜なプレイしているようです。

「モンハン」は人気ゲームですからご存知の読者も多いと思いますが、
このゲームの醍醐味は「武器(防具)づくり」です。

「片手剣」「双剣」「太刀」「大剣」「ハンマー」「狩猟笛」
「ランス」「ガンランス」「スラッシュアックス」「チャージアックス
操虫棍」「弓」「ライトボウガン」「ヘビーボウガン」

この一長一短かつ多種多様な武器の中から、
自分のプレイスタイルに合ったものをチョイスします。
そして狩猟したモンスターの皮や骨を加工して装備を強化して、
自分だけのハンターを育成するのが「モンハン」の大まかな流れです。

つまりモンハンプレイヤーにとって「武器(防具)」は
ゲーム内での実績(どんなモンスターを狩猟してきた)が一目瞭然となる、顔(ファッション)であり名刺代わりな大事なアイデンティティと考えても過言ではありません。
特にモンハン最盛期を青春時代に味わった我々男子27歳児にとって、
「勉強ができる」「顔が良い」「運動ができる」に次いで
「モンハンでごっつい武器持っている」は憧れのステータスなのです。

さて、御多分に漏れず僕もモンハンが大好きです。
武器選択は、子供のころから一貫して「大剣」です。
圧倒的な攻撃力と爽快感は、機動力を捨てても申し分ありません。
そしてシンプルな操作性、肉体をぶつけあう喧嘩スタイル。
「デカい・ゴツい・それでいて余計なことは言わない」
ジェンダーレス社会でいうのも憚れますが、
男らしい武器です。

そんな僕のプレイを見ていたAzさんが、
背後で呟きました。
「バカの大剣がよぉ…。」

はい、もう喧嘩ムード突入です。
「大剣」を馬鹿にしてはいけません。
Az曰く「デカいものぶん回している奴=バカ」と。
もう、ふざけんなと。
「デカいものぶん回す」という行為はロマンなのです。
男の子は生まれた時から「デカいものぶん回したい」という願望を持ち合わせています。
だから男子小学生は通学路に落ちているデカい枝を拾ってしまうのです。
だから男子中学生はチ●コがデカい同級生を崇め奉るのです。
だから男子高校生は…。
大人気「FF7」の主人公も、サンシャイン池崎さんも
命を預けている武器は、身の丈ほどある大剣。
お分かりいただけたでしょうか。
Azという男は、そんなロマンを持ち合わせていないのです。
我が心のリオレウスは今にも火を噴きそうでしたが、
そっと胸にしまってAzのプレイを拝見します。

そしてそのAzのプレイというのが、
なんというか、彼らしいというか、せせこましいというか。
「弓」なんか使っているのです。
モンスターの手が届かない遠距離から矢をプスプスを放っているのです。

こんな奴に「バカ」呼ばわりされているのかと思うと殺意が沸きますが、
笑顔で「いい弓、使ってんね」と語りかけます。

そうです。僕の心は「大剣」の刃渡りの如く、広く大きく厚いのです。
遠距離から小さな矢を射る男とは、わけが違うのです。

さて、このAzという男は1時間ほど目を離してたら、
武器を「ハンマー」にシレっと変更してました。
こういうところ、本当に彼らしいですね。

オンラインゲームが当たり前になった昨今のゲーム業界。
昔ながらのゲームプレイヤーにしてみたら当たり前な話ですが、
キャラクリ、装備、戦術でかなり人となりが見えてしまうことがあります。
もし広大な大地で、
大剣を背負って敵と戦わずに鉱石を掘っているハンターを見かけたら、
多分、僕です。気軽に声をかけてください。

そして、ガンナー系・弓使いの読者の皆様。
気を悪くされたら、マジでごめんなさいね。

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【最終回】について、思うこと。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

コンテンツの”生前葬”、一旦「最終回」をやってみる

僕には、一度やってみたいラジオ企画があります。

その名も「ラジオ生前葬、理想の最終回SP!!」。

やっぱりラジオ、リスナーからのハガキを読んでみたい。

生前葬」とは文字通り、生前に執り行われる葬儀のこと。つまり弔われる人が生きている状態で、もう葬式やっちまいやしょうぜ…てな具合である。

 

一見、不謹慎にも思える「生前葬」であるが、本来なら亡くなってしまっている葬儀の主人公が生きているので本人の意思を尊重しやすく、また参列者も当人を生きているので前向きな気持ちで臨めて感謝の言葉等も直接届けることができる。ここ最近の日本では「終活ブーム」ということもあり、「生前葬」という言葉も耳に馴染むようになった。

 

しかし「生前葬」もとい「終活」とは高齢者ばかりが執り行うものでも無いなぁと最近、僕は思っている。

僕みたいな20代の若者(?) も、いつ死んでもおかしくない。病気、事故、事件、自殺…vこの世の中、幸か不幸か人が死ぬ要素が溢れていて、いつ死ぬ気になってもネタには困らない。

それに加えて、個人的に僕は恥の多い生涯を過ごしてきました。もし僕が死んだときに残される遺品たちは、一般人からしたら目を背けたくなるような物も多い。特に押し入れの、書籍が詰まった重たい段ボール2箱は遺族に発見されるわけにはいかない。死んでなお、家族を悲しませるような親不孝者に僕はなりたくないのだ。自分の死期が分かるならば、絶対に死ぬまでに処分してしまいたい代物ばかりである。

…まぁまだ、たまにその書籍のお世話になっているので処分することもできないのだけどね。

 

さて話は戻って「ラジオ生前葬」という企画である。

これはなにも、僕やAzさんの生前葬の様子をラジオ中継したいという訳ではない。誰も参列してくれなさそうだし、感謝の言葉も罵詈雑言も日常的に交わしているし。

今回、弔いたい対象はコンテンツそのものである。つまり、自身のラジオに対して意図的に最終回を迎えさせるのである。

 

テレビやラジオ番組の最終回は大きく分けて二つ。一つは豪華絢爛に幕を下ろす番組。先日、最終回を迎えた情報番組「スッキリ!」では宮本浩次さんやスカパラなど情報番組とは思えないほど豪華なアーティストがパフォーマンスを披露し、番組の終わりに花を添えた。バラエティ番組好きに多大な衝撃を与えたのは「笑っていいとも!」の最終回ではないだろうか。司会のタモリさんを中心に日本のテレビ業界を盛り上げた著名人たちがステージへひしめくように上がり、文字通り有終の美を飾るエンディングを迎えた。

対して打ち切り等の要因で最終回を迎える番組も多く存在する。新聞のラテ欄で最終回であることを知ったり、誰も知らないうちに番組が終了していたり。

しかしどちらの最終回を取ってみても、コンテンツの終了という現象に違いはない。番組が始まった以上、いつかは番組が終了する。その終了の仕方が華やかであったか、そうでなかったか、それだけの違いである。

 

さて視点を移して、我々ダンディ男バニーも密かに活動を続けているYouTubeはどうだろうか。毎日のように、どこかでコンテンツが開始され、どこかでコンテンツが終了する。

これはラジオやテレビと同じ現象である。しかし決定的に違う点も存在する。それは打ち切りで終了するコンテンツはラジオやテレビと比べて圧倒的に少ないということ。

企業や芸能人がYouTubeで活動することも珍しいことではなくなったが、それでもYouTubeにコンテンツ提供している大多数は我々のような素人である。

 

始めるのも自由、終わらせるのも自由である。人気が無いから辞めなくてはならない、そんなことはないのである。だから情熱が続く限り、続けようと思えば一生続けることも可能なのだ。しかし、一つのコンテンツに対して一生かけて情熱を注げる人間は地球上に何人いるだろうか。明日、YouTubeより手軽に面白いサイトが開設されるかもしれない…そんな状況下でもYouTuberとして変わらない情熱を捧げられる人物はどれほどいるだろうか。

僕は決して多くはいないと思う。

 

さてそんな状況下に晒されているコンテンツの終わりを想像して欲しい。まるで空中分解されるように、誰にも知られることもなくひっそりと息を引き取るのだろう。一攫千金を狙った情熱も、自己顕示欲を具現化できた喜びも、風に吹かれた乾いた砂のようにどこかへ飛んで行ってしまうのだ。

もちろん、僕が手掛けているコンテンツもそうだ。

いつ配信が不可能になるくらい情熱を失ってもおかしくないし、転居や体調不良など物理的な要因で更新ができなくなったとしても不思議ではない。そんないつ終了するか分からないコンテンツであるからこそ、華やかに有終の美を飾ることが難しくなってしまう。

 

だからいっそ、この手で生きているうちに理想の形で弔ってやらねばならない。そうすれば見えてくるかもしれない。真の理想が、僕たちが本当に目指そうとしていたコンテンツの形が。そして自分たちが生み出したコンテンツに対する、感謝の気持ちが。

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【忙】について、思うこと。

どうも、
ご無沙汰しています、ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

「心を亡くすと書いて、【忙】」

駅のホームほどアットホームじゃないホームはない。

約一か月ぶりの更新となりました。

言い訳させてください、仕事で忙しかったのです。

会社員に転生して早2か月、
年度末ということもあり2023年3月は忙しかった…。
忙し過ぎて何が大変だったかさえ、今は記憶がおぼろげであります。

仕事場が期間限定で変更となり、自宅から往復4時間。
日の出前に出かけて、終電前に帰宅。
気を失うかのように布団へ倒れこみ、
携帯電話のアラーム音で目を覚ます。
的確に目を覚ましに来るアラーム音と、
アラーム音を制作して設定した人のことが嫌いになった。

日課であった”ラジオごっこ”も出来ず、
ライフワークであった書き物さえもできなくなった。

辛いはずの時間があっという間に過ぎていく。
あまりに”あっという間”で、得体のしれない焦燥感まで感じ始め、
ストレスに拍車をかけていく。

ある朝、自宅の最寄り駅で通勤電車を待っていると
異変があった。
電車が来ない。
時間通りに来るはずの電車が1分、3分、5分…と一向に姿を見せない。
ホームに電車は来ないが、スーツを着た通勤者たちはゾロゾロと増えていく。
なんとなく変だよねぇ…という雰囲気が蔓延した頃、アナウンスが流れた。

「線路に人が立ち入ったという情報があり現在、安全確認を行っております」

僕を含めてスーツを着た人たちはスマホを弄っている。
その数分後、再びアナウンスが流れた。

「人身事故が発生したため…」

一斉に電話をかけ始めるスーツを着た人たち。
僕も上司へメールを送った。

振替運行を利用するためバス乗り場へ、すぐ移動する人。
ホームのベンチで仮眠を始める人。

駅のアナウンスから推測するに、
僕たちがいる駅から1kmも満たない位置で人が木端微塵となった。
なんなら、僕たちが乗ろうとしていた電車で起きた惨劇でもある。
東京に住んで5年、「人身事故」という言葉はよく耳にしていた。
しかし、ここまで身近に「人身事故」を感じたのは初めてだった。

さて、そんな僕はホームの端、
朝日が差し込む場所を見つけて日向ぼっこをしていた。
日の出直後の肌寒い時間で見つけたオアシスみたいだった。

「…運行再開は1時間後の見込みです。」

絶対に良くないのだが、
少しホッとしている自分がいた。
絶対に間違っているのだが、
1時間はなにも考えなくていい時間を貰えたと思ってしまった。

太陽の位置は少しずつ高くなる。

ふと、もの思いに更けていると
「どうして人は電車に飛び込むのだろう」という疑問が浮かんだ。

日本の通勤電車は四角い。
もちろん走っている電車に飛び込めば死んでしまうのだろうが、
イマイチその電車で自分が死んでしまうイメージが湧かない。
車輪に巻き込まれて死ぬことも考えてみた。
確かにめちゃめちゃ痛そうだが、
それで即死か?…とイメージがどうしても湧かない。
もちろん、僕は事故現場を見たことが無いのでイメージが湧くはずもないのだが、
それでも不思議で仕方がなかった。
あの鉄の立方体ごときに人間の体をバラバラにすることができるのか?
そんな不確かなものに自分の命の最期を懸けていいものなのか?

「…まもなく電車がまいります」

太陽はかなり高い位置まで移動していた。
コートの中ではうっすら汗をかいていた。

ホームの端に立つ僕に目がけるように
四角い電車が走ってくる。
気が付くと僕はホームからのぞき込むように電車を待っていた。

「車輪、重そうだな、痛そうだな。」

そう思った僕は、たまたまそのまま来た電車に乗車して仕事場へ向かった。

今思えば、
あの瞬間、
僕を含めて多くの人が心を亡くしていたのだと思う。

年度末の繁忙期を凌いで、
いま僕はは少し落ち着いたペースで暮らしている。
世の中には僕より忙しくて大変な人はたくさんいる。
もっとも僕は日本の忙しいランキングで言えば下から数えたほうが早いランクだろう。

子どもの頃から”うすうす”変だよなぁと思うことがある。
何が”うすうす”変なのかは分からない。
分かっているのかもしれないけど、輪郭が見えなくて見えてないフリをしているだけかもしれない。

1時間遅れの通勤電車の中で、来年の年度末、春が少し怖くなった。
苦手だった桜の花が知らないうちに散り始めていて、少しだけ寂しさを感じました。

文責:乳豚

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