【楽しい&悲しい仲間】少年・乳豚を取り戻したくて、冒険へ出かけた話
どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。
旅に出かけても自分は発見できないけれど…
子どもの頃の夢、
もっと言えば「ガキの頃の夢」を追ってみると
少しだけ暗い気持ちから立ち直れる、ライフハックなお話です。
魔法の言葉で、悲しい仲間がぼぼぼぼ~ん♪♪
僕は5年前に芸大卒業して社会人となり、
何か物作りに携わりたくて上京し、
うまくいかずに現在は東京の片隅で会社員
…という何ともグダグダな現在を過ごしています。
「自分はこんなものなのか!?」
「こんなものだから、こんな生活を送っているのだろう!!」
うだつのあがらない我が人生を考えていると、
某CMソングが脳裏に流れます。
「生きていても、つライオン♪」
「こんな人生、辞めタイガー♪」
「魔法の言葉で、悲しい仲間がぼぼぼぼ~ん♪♪」
あれ、あのCMってこんなに悲しい曲だったけ??
嫌な大人になりました。
毎日がツラいのです。
毎朝、人に言えない凄惨な妄想をしながら出勤し、
その妄想に救いを求めるも、
当然その妄想が実現することもなく落ち込む。
これが毎日(平日)のルーティンとなりつつあります。
正直、こんな自分の環境というよりも
自分自身に悲しくなります。
悲しい仲間は自分自身なのでした。
ガキの頃の夢、ちょっとだけ実現させに旅へ
僕は小学低学年の頃からテレビゲーム「ファイナルファンタジー」が大好きでした。
ナンバリングによって理由や目的は違えど、
様々な境遇の仲間と飛空艇に乗って世界中を冒険する物語に憧れていました。
その結果、
小学校の卒業文集に将来の夢として「旅人」を挙げていました。
もちろん、その夢は当時の自分としては本気で書いていたのですが、
中学~高校生になり中途半端に大人になるに連れて
「僕は”旅人”にはなれない」
「”旅人”ってどうやって生計を立てているの?」
「将来の夢”旅人”ってwww」
いつの間にか、自分自身で夢を全否定して
自分の「ガキ」の部分を殺してしまいました。
さて、映画「インディー・ジョーンズ」の最新作を映画館で観ました。
作品自体の感想は割愛しますが、
前作も観てみたいとなり、
サブスクでシリーズを一気見をしてみることに。
3作目が一番好きだなぁ…と思うと同時に、
「旅に出たい」と小学生ぶりに思いました。
ここ最近、漫画「ワンピース」にハマったこともあり、
まるで燻っていた火種に息を吹きかけたように、
冒険熱を抑えることができなくなりました。
というわけで、
特に深い理由も思い入れもないけれど
奥多摩の鍾乳洞へ出発。
観光と言えば観光だけど、
洞窟に行けば、それは冒険。
自宅から片道3時間以上かけてたどり着いた鍾乳洞の中は、
平均気温11℃で、冷たい地下水もいたるところから流れ出ています。
まるでディズニーランドの「ビッグサンダーマウンテン」のような世界観が、
ノンフィクションで目の前に広がります(ライトアップされていたけど)。
ゴツゴツと狭い洞窟内をビショビショになりながら進み、
出口にたどり着いた頃には
「インディージョーンズ教授、あいつ歩きやすそうな洞窟(遺跡)ばっかり行ってるな」
少しインディージョーンズと肩を並べたような感覚になれました。
冒険に出かけている間、
いつも一緒だった悲しい仲間が顔を出すことはありませんでした。
僕みたいに悲しい仲間に付きまとわれて、
袖を引っ張られている人がいるとおもいます。
そんなときは「ガキの頃の夢」を思い出してみてください。
自分自身で殺してしまった「ガキ」に水を与えてみてください。
楽しい仲間がぽぽぽぽ~ん…と顔を出すことがあるかもしれません。
「自分探しの旅」で「自分」が見つかることは無いと思っていました。
勿論、今回の旅で自分を見つけることはできませんでしたが、
自分の中で忘却(殺害)していた何かを思い出すことができました。
28歳、夏の終わりに見出した、
ちょっとしたライフハックでした。
(文責:乳豚)
https://twitter.com/Newton_Youtuber