ダンディ男バニーの飼育日記

YouTubeで誰にも相手にされない【ラジオ好き】若者2人(♂)の飼育日記です。YouTube生配信は毎週水曜日、おおよそ21:30~!!

【ペヤング】について、思うこと。

どうも、
ダンディ男バニーの乳豚(にゅうとん)です。

遺伝子レベルで「ペヤング・ソースやきそば」が大好きです。

そもそも、この男はお湯前にソースを入れるミスを犯している。

僕、乳豚は大の「ペヤング好き」。

ペヤングとの出会いは早く、
物心が付いた頃には「やきそば=ペヤング」が
僕の中で確立されていた。

そもそも僕のペヤング好きは、父親からの遺伝である。
父は飲みに出かけて、酔うと必ず「ペヤング」と「しろくまアイス」を買って帰ってきた。
ベロベロに酔った父は、母に湯を沸かすように命じ、
そのまま寝てしまう。
湯が沸きペヤングを調理するのが、長男である僕の仕事。
これは、現在の料理趣味の原点であるように思える。
かやくを入れて3分、湯を切り、ソースとふりかけとスパイスを絡めて、
寝ている父のもとへ届けて声をかける。
しかし、もともと酒に弱い父は起きない。
正確に表現すると、起こさないように声をかけていた。
母に父が起きなかった旨を伝えると、
「もったいないから食べちゃいなさい」と許しが出て、
弟たちを呼び、一緒にペヤングを食べるのであった。

大学生になって一人暮らしを始めて、
初めてホームシックになったキッカケもペヤングだった。
一人暮らし開始直後、
好きな物を好きな時に食べることができることを謳歌していたが、
大好きなペヤングを食べ始めた瞬間、ホームシックにかかった。
ペヤングを一人で食べた経験が無かったのだ。
父が買ってきたペヤングに母がお湯を入れ、
兄弟と一緒にペヤングを食べる。
一人でペヤングを食べる、という行為に違和感が生じ過ぎて、
心がバランスを崩してしまったのだ。
その当時僕の中で、
無意識にペヤングは家族の象徴となっていたのかもしれない。
それ以降しばらく、カップ焼きそばは「UFO」を食べるようにしていた。

社会人になって再びペヤングデビューを飾った僕は、
労働でペコペコになったお腹を「超大盛」で満たすようになった。
そのころからだろうか。
YouTubeを中心におっぱい「ペヤング」の激辛シリーズに挑戦するのが流行しだした。
僕は辛党でもないし、自称「ペヤング古参ファン」なので、
「ふつうが一番うめぇんだよ」と斜に構えて
動画すら見ないような意地を張ったりもした。

そんなペヤングとの関係性が崩れ始めたのは去年、
社会人生活4年目、僕が26歳になった頃。
仕事終わりの「超大盛」を完食するのが少し苦しくなった。
3/4程度たべたところで、お腹いっぱいだなぁと思うようになってしまった。
もちろん残すことはしないが、
完食したあと「しばらく食べたくないなぁ」と思う。

ただ僕の我儘なところは、
並サイズでは物足りないのだ。
だから忘れたころに恋しくなって「超大盛」を買ってしまう。
そして忘れているから苦しい思いをして、
身勝手にもペヤングを少し嫌いになっている。

先日も「超大盛」を買ってしまった。
やはり仕事終わりということもあり、お腹ペコペコ。
さっそく調理して食べ始めたのだが、
疲れからか少々スパイス感に物足りなさを感じた。
僕は自称「古参ファン」なので邪道なシリーズ商品は敬遠してしまうが、
ノーマル味のアレンジには寛容だ。(実に身勝手)
黒コショウやキムチ、チーズなど冷蔵庫に入っている好物で味変することに
まったく躊躇がない。
その日は、冷蔵庫に入っていた市販の「焼きそば用ソース」を投入した。
お好み焼きにもたこ焼きにも使用できる、
いわゆる出汁ソースで、かければたちまち何でも「焼きそば味」になる。
薄く感じたペヤングに焼きそば味を追加すれば、
満足できる算段だった。
これが大きな間違い。
ペヤングの「スパイス」と、ソースの「出汁」が全く手を取り合わない。
それどころか、舌の上で大喧嘩を始めてしまった。

ありとあらゆるアレンジがマッチし、
アレンジ本すら出版されているペヤング
しかし、焼きそばソースだけとは仲良くできないのだ。
人生で初めて「焼きそば」に対して、不味いという感情を抱いた。
どうやら麺類の仲にも、同族嫌悪というものはあるらしい。
またしても僕はペヤングが少し嫌いになった。

そんなことがあり、
2週間ほどが経過してこの記事を書いている。
ペヤングが入っていないキッチンの戸棚に、
一抹の寂しさを感じる。
僕はつくずく、本当に我儘な人間である。
ペヤングを嫌いになるのに、
ペヤングに嫌われることを心から恐れている。
ペヤングに僕の友達を紹介したい癖に、
ペヤングが知らない友人を連れて歩くのが我慢ならない。

たぶん、こんな問答を僕は死ぬまで繰り返すのだろう。
それが、遺伝子レベルで好きになる…ということなのかもしれない。

「並」と「超大盛」の中間サイズ、
復活しないかなぁ。

文責:乳豚

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